目次(ここを押すと開閉します)
- 4Kディスプレイ・モニターの導入でリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)が快適に
- 画質がきれいなだけじゃない! フルHD(FHD)の4倍の表示ができるからExcelや複数アプリを同時に使う作業が快適!!
- フルHDを4台並べるより作業領域は広くなるからWebサイトの閲覧やプログラミングも快適
- フルHD2台のデュアルディスプレイより4Kの方がおすすめな理由
- 機能面では完全に4Kが優れている
- 必要な設置スペースや価格等を比較
- 4Kディスプレイ・モニターのデメリット
- おすすめの4Kディスプレイ・モニターのサイズは31.5インチまたは32インチ
- 拡大表示設定の方法と問題点
- 4Kディスプレイだけ使用するなら「簡単操作」のディスプレイ設定で拡大するのがおすすめ!
- おすすめ製品を紹介
- できるだけ安く、手軽に買える4Kモニターが欲しい方に
- ゲームや映画をより高画質で楽しみたい方に
- 無輝点交換保証付きで安心のDell
- HDMI2.1搭載でPS5などのハイスペック機の性能(4K・120fps・HDR)を最大限発揮、高画質かつヌルヌルの滑らかな画面でゲームをしたい方に
- 快適な在宅勤務(リモートワーク・テレワーク)とついでにゲームや映画も高画質で
4Kディスプレイ・モニターの導入でリモートワーク(テレワーク・在宅勤務)が快適に
リモートワークが増え、自宅でPC作業を行う機会が増えています。それまではタブレットやノートパソコンで十分だったけど、長時間作業するには不便に感じている方もいるのではないでしょうか。
私はプログラミングやシステムの設計を行うエンジニアとして働いている中で、ノートPC等の狭いディスプレイで作業することもありましたが、やはりとても効率が悪かったです。
そんな私が自宅の仕事用に4Kディスプレイを導入して非常に快適になりましたので、何がいいのか紹介していきたいと思います。
画質がきれいなだけじゃない! フルHD(FHD)の4倍の表示ができるからExcelや複数アプリを同時に使う作業が快適!!
現在主流のテレビやディスプレイはフルHDと呼ばれるもので、テレビでは4Kが増えていますがPCの作業用に4Kを利用している方は少数です。
「4Kって映像がきれいに見えるってことでしょ。自分は映像やデザインの仕事じゃないから関係ないし、普通のものより値段も高いからいらないよ。」という方もおられるかと思います。4Kは映像がきれいというのは間違いではないですが、正確には、同じ大きさの映像で比べたときにフルHDの4倍細かく表現できるからきれいに見えるということになります。これを言い換えると、4KはフルHDディスプレイの4画面分を1画面に表示できるということです。
Excelの作業をするときに1画面に表示されるデータが少なくて縦横にたくさんスクロールしなきゃ見られなくて不便に思ったことはないでしょうか。または、インターネットで調べものをしながら資料作成するとき、2つのウィンドウを並べて作業したいけどウィンドウが小さくて不便に感じたことはないでしょうか。
4Kは縦横それぞれがフルHDの 2倍となり、合計4倍の表示ができますので、これらがかなり解消されます。複数のアプリケーション・ウィンドウを使用して作業することが多い方や、Excelでたくさんの項目を扱う作業をする方等は4Kディスプレイを使用すると非常に快適になりますよ。
フルHDを4台並べるより作業領域は広くなるからWebサイトの閲覧やプログラミングも快適
フルHDの4倍の情報表示ができると言いましたが、4Kディスプレイを使って初めて気づいたことがあります。それは実際の作業領域は4倍以上ということです。
これはなぜかというと、アプリケーションには必ずメニューやツールバー等、コンテンツとは関係のないエリアがありますよね。ウィンドウを4倍に表示してもこれらのエリアは大きくなりません。そのため、下の画像のようにコンテンツに割り当てられるエリアは4倍以上になるんです。
これ、たいしたことないように思うかもしれませんが、Webサイトを見ているときとか、プログラミングをしているときなんかに違いを実感します。
仕事用として、ディスプレイを2台以上並べたマルチディスプレイや、ノートパソコンの拡張用等でディスプレイの購入を検討している方には、4Kディスプレイをおすすめします。
綺麗な画質で動画を観るための方法はこちら↓
フルHD2台のデュアルディスプレイより4Kの方がおすすめな理由
フルHD以下のディスプレイ2台でデュアルディスプレイにしたいと思っている方もいると思いますが、それと比べても4Kディスプレイ1台の方が快適に作業できます。
私も以前、会社勤めしていたときはデュアルディスプレイで作業していました。ディスプレイ1台で作業していたころから比べれば便利でしたが、4Kディスプレイを使用している現在の自宅の仕事環境はそれよりもとても便利に感じています。そこでここからは、デュアルディスプレイと比較しながら4Kディスプレイの優れた点を説明していきます。
機能面では完全に4Kが優れている
まず、作業効率を上げるのに役立つ点を説明します。
縦が長いのでスクロールせずに多くの行を見渡せる
単純に言って、ディスプレイを横に2台並べても縦の長さは変わりませんよね。縦に並べたり90度回転して設置したりする方法もありますが、いずれにしても縦横両方を広げることはできません。4Kディスプレイは1台設置するだけで、縦に2画面分、横にも2画面分の表示ができます。A4縦の文書であれば、十分な文字の大きさを確保しつつ、丸々1ページ分をスクロールなしで読めます。また、図表が混じった文書等、文書内の別の場所を参照しながら文章を読む場合も格段に見やすくなります。
下の2枚の写真は画面の左半分にWebページ(当サイトの過去記事)、右半分にWord文書を別々のディスプレイで表示したものです。1枚目はフルHD、2枚目は4Kのディスプレイで表示した結果です。Webページは拡大縮小せずに表示していますが、4Kの方が縦長に表示されていることがわかるかと思います。また、Wordは自動で拡大縮小して1ページ分を表示する設定にしているので見えている範囲は同じですが、4Kの方が拡大して表示されるので文字が大きく見えます。(写真ではわかりづらいですが。)
ウィンドウを縦横に分割表示してもそれぞれのウィンドウに表示できる行数・文字数が多い
1つのアプリケーションでウィンドウを分割して作業することが多い方もいると思います。そんな時、横並びにウィンドウを分割(垂直分割)すると1行に表示できる文字数が少なくて横スクロールを多用しなければならず作業しづらいことがあります。かといって縦並びに分割(水平分割)すると表示できる行数が少なすぎることがありますよね。分割したウィンドウは1つのディスプレイの中で分割されるので、デュアルディスプレイにしてもこの問題はまったく解決されません。ですが、4Kならば1つのディスプレイで十分な表示領域がありますので簡単に解決できます。
プログラミングをする方であれば、IDEやテキストエディターのウィンドウを分割して2つの関連するソースコードを同時に見たり、過去の履歴と現在を比較したりして作業する場面が結構あると思います。Gitでコンフリクトを解消する場面でもコミットの差分を見ながら作業しますよね。こんな作業がとてもしやすくなりますよ。
下の写真は実際にWebページを参考にプログラムを作成してデバッグ実行しているところです。参考にしているWebページを左上、左下に作成したWebプログラム、右側にIDEを表示しています。
ボタン1つでウィンドウを最大化できる
当たり前の事の様ですが、最大化ボタンを押せばそのアプリケーション・ウィンドウが画面いっぱいに表示されますよね。実は、デュアルディスプレイではこれをさらに広げて表示することができます。最大化していない状態でウィンドウの端を思いっきり横に引っ張ると、2台のディスプレイにまたがって表示ができます。こうすれば2台分をいっぱいに使うことができますが、操作が面倒ですし、せっかく広げても結構見づらいです。4Kはこんな煩わしさはありません。
ウィンドウを最大限広く表示してもディスプレイの枠(ベゼル)が邪魔にならない
最近ではベゼルレスとかスリムベゼル、フレームレス等と呼ばれるタイプのディスプレイが人気です。これらはどれも同じ意味で、ディスプレイの周りの枠が比較的狭いディスプレイのことです。ディスプレイを複数台並べると隣り合った部分の枠が邪魔に感じるので、できるだけ枠は狭い方がいいということが人気の大きな理由です。ほかにも、単純にスタイリッシュに感じる、ディスプレイ全体のサイズが少し小さくなること等も理由としてある様です。1mm程度の非常に狭い枠のディスプレイもありますが、この場合でも枠の内側に何も表示されない部分が4~5mmあることがほとんどですので購入を検討する場合は気を付けましょう。
何も表示されない部分が少なくとも5mmあると考えると、2台ピッタリ並べてもそこの部分は1cmになります。これをどう感じるかは人それぞれ状況によって違うと思いますが、ウィンドウを分割して比較作業するような使い方であれば邪魔に感じるのではないでしょうか。少なくとも私はそう感じます。
4Kは1台の中で多くの表示ができますので、当然ですが邪魔な継ぎ目部分はありません。
必要な設置スペースや価格等を比較
PC作業用として使う場合、4KディスプレイはフルHDのものより大き目のサイズを使用します。
フルHDディスプレイのサイズは21.5インチ~27インチが主流で、一番製品が多いのは23.8インチです。対して、4Kディスプレイの場合は31.5インチのものをおすすめします。(理由は後でお話しします。)
フルHDディスプレイ1台と比べて、4Kディスプレイはサイズが大きく、価格も高くなります。そこでここでは23.8インチのフルHDディスプレイを2台設置する場合と、31.5インチの4Kディスプレイを設置する場合を比較していきます。
23.8インチのフルHDディスプレイを正面に2台設置する場合
2台とも正面に向けて並べると約110~120cmの横幅となります。奥行は約20~25cmあれば設置でき、キーボードのスペースを含めると約45~50cmとなります。売れ筋の実売価格(1台分)は1万2千円~4万円です。
- メリット
- 2台とも新規に購入しても3万円かからず価格が安い。
- 1台買い足すのみであればさらに安い。
- デメリット
- 横幅の広いデスクスペースが必要。
- 視線の移動距離が長く、左右の端を見るためには頭を動かすか、椅子を動かして移動する必要がある。
- 左右の中心に座ると、常に視線を左右どちらかに傾けて作業する必要があるため疲れやすい。
23.8インチのフルHDディスプレイを、真正面に1台、もう1台を斜めに向けて設置する場合
1台を正面に設置し、もう1台を斜めに設置する場合には斜めにする角度によりますが、約80~110cmの横幅となります。奥行は約45~80cmとなります。傾ける角度が大きいと、正面のディスプレイと接している側が隠れないように、かなり手前に設置する必要があります。価格は上記と同じです。
- メリット
- 価格が安い
- 設置スペースの横幅をおさえられる。
- 自分を中心に囲むような配置のため、自分自身は移動する必要がない。
- 1台は常に正面で見えるため、正面のディスプレイで主な作業を行えば疲れづらい。
- デメリット
- 斜めに設置したディスプレイの前後でデスクスペースが分断されるため、後ろ側がデッドスペースになりやすく、手前側も空きスペースが狭くなる。
- 左右に余裕のないスペースだと圧迫感がある。
- 一般的な机だと奥行がギリギリである。
31.5インチの4Kディスプレイを正面に1台設置する場合
約75cmの横幅が必要となります。奥行は約25cmあれば設置でき、キーボードのスペースを含めると約50cmとなります。売れ筋の実売価格は4Kディスプレイに限定すると3万5千円~18万円です。購入を検討する場合はサイズと価格のほかに、「解像度」という項目を必ず確認してください。解像度が【4K】である必要があります。表記方法の違いで【3840×2160】や【UHD】、【Ultra HD】となっている場合でも大丈夫です。サイズが31.5インチ以上でも解像度が4Kでなければ、文字や画像が大きく表示されるだけで作業領域の広さは変わりませんので注意してください。
- メリット
- デュアルディスプレイと比べて設置スペースがおさえられる。
- 常に正面を見て作業ができるため疲れづらい。
- フルHDディスプレイを4台並べる場合に比べ、安価かつ省スペースで4台分の作業領域が確保できる。(4台のディスプレイを並べるには設置用器材が必要となり、ディスプレイとは別に数万円の費用がかかります。)
- デメリット
- 低下価格帯のフルHDディスプレイ2台分より価格が高い。
また、4Kディスプレイ単体として見たときにもデメリットはあります。
4Kディスプレイ・モニターのデメリット
- デメリット
- 4Kディスプレイ最大のデメリットは価格です。すでに1台ディスプレイを持っていて、もう一台フルHDディスプレイを買い足してデュアルディスプレイにする場合に比べるとだいぶ高くついてしまいます。しかし、これからフルHDを2台購入する場合や、フルHDでも高価格帯の高画質ディスプレイを購入しようと検討している場合は4Kディスプレイとの価格差はかなり少なくなります。画質の悪い古いディスプレイの買い換えや、ノートパソコンの拡張用に新規購入しようと考えている方などは、4Kを検討されてはいかがでしょうか。
- フルHDと同じサイズのディスプレイだと4Kでは文字が小さく見えづらくなります。そのため、ディスプレイのサイズは大き目にしないとPC作業には使えません。ただし、家庭用ゲームや動画、写真等の4K映像をきれいな画質で楽しむことだけが目的であればフルHDディスプレイと同じサイズでも構いません。
- 激しい動きをするようなPCゲーム(FPSゲーム等)を滑らかな映像で楽しみたいという方には向いていません。詳細は省きますが、この場合はゲーミングディスプレイ・モニターと呼ばれるカテゴリーの製品をご検討ください。
おすすめの4Kディスプレイ・モニターのサイズは31.5インチまたは32インチ
デメリットとして、文字が小さくなるとお話ししました。フルHDとしては大き目の27インチの場合でも、4Kになると拡大なしでは顔を相当近づけないと文字が読めないと思います。4KディスプレイでPC作業をする場合、最低でも31.5インチは必要だと思います。もちろん個人差はありますが、31.5インチであればそんなに顔を近づけなくても文字が読めます。
※サイズ表記が「インチ」ではなく「型」となっている場合がありますが、どちらも同じ意味です。また、31.5インチと32インチではほぼ同じサイズとなりますのでどちらでも問題ありません。
下の文字を見てください。23.8インチのフルHDディスプレイと27インチ、31.5インチ、42.5インチの4Kディスプレイでどの程度文字が小さくなるかを疑似的に再現したものです。一般的なWebサイトで標準的に用いられているサイズを基準にしています。
文字サンプル
23.8インチのフルHDディスプレイを想定した文字の表示です。基準となるサイズです。
文字サンプル
27インチの4Kディスプレイを想定した文字の表示です。基準の約57%のサイズとなります。
文字サンプル
31.5インチの4Kディスプレイを想定した文字の表示です。基準の約66%のサイズとなります。
文字サンプル
42.5インチの4Kディスプレイを想定した文字の表示です。約89%のサイズとなります。
ディスプレイサイズを大きくすれば、それだけ文字も大きく見えます。しかし、あまり大きすぎると設置スペースの問題や、全体を見渡すには広すぎて使いづらかったりするので、実用的には42.5インチぐらいが限界だと思います。
31.5インチで、文字が小さくて見づらい場合は拡大表示の設定をすれば解決できますが、設定によっては4Kディスプレイのメリットを活かせません。
次は、拡大表示の設定について詳しく解説します。
拡大表示設定の方法と問題点
システムのディスプレイ設定で拡大表示すると、文字以外も含めて全体的に拡大されるため作業領域が狭くなる
Windows10のディスプレイ設定は、デスクトップ画面で右クリックメニューから「ディスプレイ設定」、もしくは、スタートメニューの歯車マーク(設定)から「システム」-「ディスプレイ」を選択して開くことができます。
この中の項目「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」を100%より大きくすると、文字を大きく表示できます。しかしこの設定では、一部(画像など)を除いて、全体的に引き伸ばした様に拡大されるので、作業領域がかなり狭まります。
4Kディスプレイで100%に設定した例と、150%に設定した例を下に載せます。(実際に見える大きさはディスプレイのサイズ、解像度によってかなり異なります。あくまで、設定による違いを比較するための例です。)
100%の例(画像をクリック・タップで拡大)
150%の例(画像をクリック・タップで拡大)
画面右側に表示しているWebページを見ると、表示されている情報量(文字数)にかなりの差があることがわかります。また、デスクトップアイコンの大きさや、Excelの行列数も差があります。
Excel画面をよく見ると、ウィンドウ上部のメニューやボタンなども拡大されており、その影響で表示内容が簡略化されている部分もあります。
4K画質は綺麗だけど、デュアルディスプレイより作業効率が悪くなるという誤解
今までフルHDディスプレイを2台、または、ノートPC画面とフルHDディスプレイ1台の様にデュアルモニターで作業していた人が、4Kディスプレイにして効率が悪くなったというレビューを見かけることが良くあります。この原因の1つとして考えられるのが、先ほど説明した設定によるものです。
実は、4KディスプレイをPCとつないでそのまま使い始めると、Windowsの推奨設定になっていて拡大表示されています。私の31.5インチのディスプレイの場合は、150%でした。おそらく、24インチ程度のフルHDディスプレイと同じぐらいの文字サイズになるように設定されているのだと思います。
写真や4K動画などは拡大されずに綺麗に見えるので、4Kの性能が十分発揮されていると勘違いするのだと思います。ですが、作業領域はデュアルディスプレイに比べてむしろ狭くなっているので、4Kディスプレイ1台では効率が落ちるのは当然です。さらに、画面サイズも27インチ以上にはなっているはずなので、画面との距離によってはかえって見づらくて目が疲れるかもしれません。
27インチならWQHDで十分、4Kは最低でも31.5インチ必要
4Kディスプレイの性能を十分発揮するには100%表示に設定する必要があります。これで、作業領域はデュアルディスプレイの2倍です。しかも、1つのディスプレイに4画面分の表示なので、圧倒的に使いやすいです。
しかし、100%表示では文字が小さくなるので、人によっては見づらいです。私は31.5インチのディスプレイで100%表示に設定して使用していますが、文字サイズは許容範囲ギリギリといった感じです。これよりサイズが小さいディスプレイでは4Kではなく、WQHD(フルHDと4Kの中間)の方がいいと思います。27インチ4Kを作業用として考えた場合は、拡大表示しないと使えませんし、WQHDより値段が高いのでコスパが悪いです。4K動画などを綺麗な画質で見るのが目的なら27インチ4Kがいいですが。
150%以上は作業効率が落ちる、拡大するなら125%!
デスクトップアイコンなども含めて全体的に小さすぎると感じる場合は、125%に設定してみましょう。かなり見やすくなると思います。
150%は作業領域がかなり狭くなるのでおすすめしません。WebページやOffice文書、PDFなどはそれぞれのアプリケーションで拡大表示ができるので、そちらで調整することをおすすめします。
また、4Kディスプレイのみで作業をされる場合には、上記とは別の設定方法もあるので紹介します。ただし、これから紹介する方法は、4K以外のディスプレイと組み合わせてマルチディスプレイにしている場合はおすすめできませんので、ご注意ください。(すべてのディスプレイに同じ拡大設定がされてしまいます。)
4Kディスプレイだけ使用するなら「簡単操作」のディスプレイ設定で拡大するのがおすすめ!
文字だけを拡大する
スタートメニューの歯車マーク(設定)から「簡単操作」-「ディスプレイ」を開くと、文字だけを拡大する設定ができます。4Kディスプレイのみを使用する場合は、こちらの設定がおすすめです。
「文字を大きくする」という項目で拡大率を設定すると、文字の表示だけが拡大されます。
「全体を大きくする」という項目は、先ほどまでに説明した設定と全く同じ設定項目です。
この2つの設定の違いを比較するため、いくつかの例を下に挙げます。全体を拡大した場合との違いに注目すると、文字だけ拡大した方が表示できる情報量が多いことがわかります。
拡大なしの例(画像をクリック・タップで拡大)
文字を大きくする=150%の例(画像をクリック・タップで拡大)
全体を大きくする=150%の例(画像をクリック・タップで拡大)
文字を大きくする=125%の例(画像をクリック・タップで拡大)
全体を大きくする=125%の例(画像をクリック・タップで拡大)
Windows設定では拡大なし、アプリケーションで125%拡大した例(画像をクリック・タップで拡大)
おすすめ製品を紹介
ここからは価格と性能のバランスを重視したおすすめ製品を、用途別に別けて紹介します。
※最終更新日:2022/06/30
できるだけ安く、手軽に買える4Kモニターが欲しい方に
JAPANNEXT JN-IPS320FLUHDR
LG 32UN650-W
BenQ EW3270U
I-O DATA EX-LD4K321VB
ゲームや映画をより高画質で楽しみたい方に
BenQ EW3280U
無輝点交換保証付きで安心のDell
Dell G3223Q 等
HDMI2.1搭載でPS5などのハイスペック機の性能(4K・120fps・HDR)を最大限発揮、高画質かつヌルヌルの滑らかな画面でゲームをしたい方に
ASUS ゲーミングモニター ROG Swift PG32UQ
ASUS ゲーミングモニター ROG Swift PG32UQ
DisplayHDR600認証、量子ドット技術搭載、10bitカラーで画質も最高クラスです。品薄が続いていますが、32インチ4Kのゲーミングモニターの中ではコストパフォーマンスが高いです。
BenQ MOBIUZ EX3210U ゲーミングモニター
BenQ MOBIUZ EX3210U ゲーミングモニター
DisplayHDR600認証、量子ドット、10bitカラーと高画質なだけでなく、スピーカーの音質にもこだわり、マイクまで内蔵しています。
ソニー(SONY) ゲーミングモニター INZONE M9
ソニー(SONY) ゲーミングモニター INZONE M9
27インチのゲーミングモニターでは珍しい直下型LED部分駆動、DisplayHDR600、10bitカーラー等、このサイズでは最高クラスのスペックです。27インチというサイズ的に全体を見渡しやすいことからも、ゲーム用途では選択する価値があります。ビジネス用途では文字が小さすぎるので、PCで拡大表示設定をしてWQHD相当にすれば使えます。
MSI Optix MPG321UR-QD
MSI Optix MPG321UR-QD
「ASUS ゲーミングモニター ROG Swift PG32UQ」に比べるとコストパフォーマンスが悪く、スペック的にもわずかに劣ります。ただ、在庫的にはこちらの方が手に入りやすくなっています。
ASUS ゲーミングモニター ROG SWIFT PG32UQX
ASUS ゲーミングモニター ROG SWIFT PG32UQX
ミニLED、DisplayHDR1400認証、量子ドット技術搭載、10bitカラー。2022年時点では究極の性能と価格を誇るゲーミングモニターです。どんなに高価でも最高性能のモニターが欲しいという方は是非!
※上記は以下の基準で選定しております。
・2022年6月末時点で販売・予約開始されている製品を調査対象としています。
・メーカー発表スペックで色域カバー率・色精度の保証が高いもの、DisplayHDR認証があるものをより高水準の画質と評価しています。
・同程度のスペックの場合は実売価格が安いもの、発売時期が比較的新しいものを優先しています。
※上記の製品は全てDisplayPort及びHDMI接続が可能ですが、HDMIのバージョンやその他入力端子については製品により異なりますのでメーカーの製品ページをご確認ください。
※画質の評価は人によって異なります。こだわる方は店頭で実物を確認してから購入をご検討ください。
快適な在宅勤務(リモートワーク・テレワーク)とついでにゲームや映画も高画質で
私は以前販売されていたLGの4Kモニターを主に仕事用として使用しており、作業効率が上がってとても満足しております。作業領域が4倍なのにディスプレイは1台におさまっているというのはとても快適です。また、ゲームや動画でHDRコンテンツ視聴すると、明暗の表現の幅が広くなったことを素人でも実感できます。動画の残像感なども感じません。
一応、以前使っていたフルHDのディスプレイもあるのですが、作業は4Kディスプレイ1台で済んでしまうのでほとんど使っていません。
私の使っている製品は入力の切り替えが自動でできないことが欠点ですが、PC1台だけで使用するなら全く問題になりません。複数のPCやゲーム機等を切り替えて使用するにはディスプレイのボタンを操作して切り替えなければならず手間ですが、購入前にレビュー等を見てわかっていたことなので納得しています。
多少なりとも欠点はあっても、4Kのメリット(ついでにHDRの効果)を十分に感じているので購入して良かったと思っています。
皆さんも是非検討してみてはいかがでしょうか。
動画視聴に使う場合の注意点はこちら↓